配達パートナーの業務委託として好きな時間に稼働することができるUber Eats(ウーバーイーツ)。私も配達パートナーとして稼働して200件以上の配達を行いました。
スキマ時間にできる副業として魅力的なのですが、全くデメリットがないというと嘘になり、今までの配達でも思いがけないトラブルに遭遇しました。
本記事ではUber Eatsの配達中に実際に起きたトラブル又はSNSの口コミなどをまとめ、解決方法についても紹介します。
これからUber Eatsの配達パートナーをしようかと思っているあなたの不安解消になれば幸いです。
注文が発生しない編
私は都内の中でもベッドタウンと呼ばれるくらい人が多い街に住んでいて最初の数回はそこで配達をしていました。
ところがスマホやインターネットが苦手な高齢者が多く住んでいることもあって中々注文が発生しませんでした。
せっかく副業でお金を稼ごうと思っても、配達の業務がなければお金になりません。それどころか外で待機をしてたら冬は寒く夏は暑いですし、コンビニや喫茶店に行けば逆に赤字になってしまいます。
注文が多いエリアで仕事をする
配達の注文が発生しないことで悩んでいるのであれば、注文が発生しそうなエリアで稼働するべきです。
「どんな場所が注文が多いんだよ」と悩まれる人もいるかもしれませんが、人口やお店が集中している都市部で待機をしましょう。
例えば東京都内であれば、東村山市よりも新宿や品川など人が住んでいてかつスマホ宅配アプリを使用しそうな人が住んでいる場所が良いでしょう。
お客さん用のアプリで地域のUber Eats対応店を調べる
Uber Eatsの配達パートナー登録をしに行ったときに社員の人が「注文する側のアプリを入れて配達したい地域で検索をし、お店がヒットすればその地域で需要があることが分かります」というアドバイスを頂きました。
私の場合、住んでいる地域には6店舗くらいしかUber Eatsの食事の宅配を頼めるお店がなかったので、「ここで配達を続けるのは微妙!」ということになり隣の区・駅まで移動しています。
都市部まで行きレンタルサイクルを利用する
とは言え、郊外に住んでいる場合、Uber Eatsが盛んな地域まで自転車で移動するというのは困難です。
そんなときにおすすめするのは、都市部まで電車で移動して、その地域でレンタルサイクルを利用するというもの。
ドコモシェアサイクルであれば、Uber Eats配達パートナー用プランがあります。実際にドコモシェアサイクルで稼働している「赤チャリ」という人たちも沢山います。
Uber Eatsが盛んでない地域に住んでいる方は、都市部でレンタルサイクルを利用することも検討してみてはいかがでしょう?
食事の時間帯を狙って稼働する
朝の10時や昼過ぎ15時くらいに待機してもあまり依頼はこないでしょう。もし最大限に稼ぎたいのであれば、食事の時間帯を狙ってスタンバイすることをおすすめします。
お店で食事をピックアップするときのトラブル
始める前は、「ユーザー宅に食事を届けること以外でトラブルなんて起きないだろう」と思っていましたが、実際に配達パートナーとして稼働するとレストランでの食事受け取りでも様々な問題に遭遇します。
ショッピングモールだとお店の場所が分からない
○○ビルの1階が受け取り場所だと、GoogleMAPが指し示す位置に赴けば良いので楽です。
ところが大型商用施設(ショッピングモール)だと沢山のお店が並んでいて、どこにお店があるのか分かりません。
私もかなりテンパってしまいましたが、こういう時は
- アプリに表記されているフロアを確認する
- 案内板を見る
- インフォメーションカウンターや警備員の人に聞いてみる
などを利用して、落ち着いて対処しましょう。
どうしても分からない時はお店に電話する
私は幸い、ピックアップ時にお店に電話することはありませんでしたが、もし本当に迷ってしまったらお店に電話してしまうのも1つの手。
ショッピングモールなどの大型商用施設はまだしも、ピックアップ先によってはマンションの一室が住所として表示されることもあります。
分かりづらい建物の場合は配達パートナーアプリに詳細が書いてあることもあるので、あくまで最終手段にしましょう。
裏口の場所が分からない
ピックアップ時の注意事項に「裏口を利用してください」と書かれている場合があります。
レストランの従業員ではないので分からないということもあります。大抵の場合はUber Eats配達パートナーが分かるようなシールが貼ってあるのでそれを探しましょう。
どうしても見つからない場合は、申し訳ない素振りをしつつ正面から入っちゃいます。
アプリの使い方が分からない
登録時にキチンと説明を受けて、貰ったガイドブックも読み込んだのですが、いざ配達をするとアプリの操作が分からずモタついてしまいました。
こういう時はピックアップ店舗の従業員に聞いてもまず問題が解決しないので、「配達中の緊急連絡先」に電話する・ガイドブックを持ち歩く、などして対応しましょう。
ちなみに私は注文を受け取った後に配達先の注文者の住所が分からなくて数分スマホとにらめっこしました。
TakashiS.(仮名)部分にチェックを入れて、「ピックアップはいかがでしたか?」で評価して、「配達を開始する」をスワイプしたら、配達先の住所がやっと表示されて一安心しました。
注文の待ちが長すぎる
レストラン側が混んでいなければ、注文を受け取ってお店に向かったタイミングで即座に料理が用意されていることもありますが、混雑時は料理が出来上がるまで待たされるということもあります。
配達パートナーは件数辺りの報酬である歩合制のため、待たされるのは売り上げのロスですし、お届け先でクレームになる可能性があるため、できれば避けたいところ。
とは言え、こればかりは仕方がないので多少の待ちであれば待つしかありません。
ただ1度だけ、某牛丼屋さんに配達に行ったときに「用意に10分以上かかるのでキャンセルしてください」とやる気のない店員に言われたことがあります。
そのお店には、同じ状況に遭遇した配達パートナーが2人居たため、3人で愚痴りながらキャンセルを押しました。(お店都合のキャンセルなど自分の評価には影響なし)
配達時のトラブル
お届け先が分からない
お届け先が明確なら良いのですが、中には部屋番号が書いていない・丁目までしかない・マンション名までしかない、など非常に配達がしにくい状況があります。
まず出来る事としては注文者にメッセージを送ることです。「どちらまでお持ちしましょうか?」「こちらでは具体的な部屋番号まで表示されません。どうしたらよろしいでしょうか?」と入力して回答を待ちましょう。
またもう注文者先の家についてしまったり、配達でだいぶ時間がたって食事が冷めないか不安、などの緊急時であれば、注文者に電話してしまうのも手です。
注文者が電話に出ないのであれば、最終手段としてサポートに電話しましょう。私の場合は住所自体が書かれていないことがあり、サポートに電話して注文をキャンセルし、廃棄として持ち帰ったことがあります。
注文者が不在
私は今のところ、配達先の住所にたどり着いたのにも関わらず不在だったという経験をしたことはありません。しかし、そういったケースも全くないわけではありません。
その場合は登録時に貰ったパンフレットにも書いてあるように、Uber Eatsのマニュアル通り対応しましょう。
- まずは配達パートナーアプリから注文者に電話をする
- 電話が名繋がらない場合は、アプリの指示に従い「カウントダウンタイマー」を作動させる。(そうすることで注文者に通知が送られます)
- タイマーがカウントダウンしている間も、注文者にメッセージを使い連絡を取るように努める
- タイマーが終了しても、注文者と注文が取れない場合は、アプリで「配達を終了」を選択する
という手順で対応してください。
この場合は受け渡し代金は入りませんが、受け取り料金と移動距離分の賃金が発生、渡せなかった食事を持って帰ることができます。
地図アプリがピンズレを起こす
Uber Eatsの配達パートナーアプリは時々ピンズレを起こすようです。(私は基本的にGoogleMAPしか利用していないので検証できていません)
登録時にスタッフの人から説明を受けると思いますが、配達パートナーアプリで住所を確認して、GoogleMAPで検索をしましょう。
とは言ってもGoogleアプリもちょくちょくピンズレを起こします。目的のマンションに着いたと思った目の前には全く関係ないこともあります。そういうときは再度検索をすると1ブロック先の案内をされることがあります。
「目的地は右です」と言われても全然違う場所にることもあります。そういう時はGoogleMAPでもう一度検索を掛けると座標が修正されていることも多々あります。
地図アプリで検索できない
GoogleMAPを利用していると、指定された建物名で検索してもヒットしないことがあります。住所がキチンと書かれていれば住所で検索するのですが、その住所が書かれていないこともあります。(例:番地が書かれていない等)
こういうときは
- 別の地図アプリを利用する
- マンション名など分かっている情報を検索エンジンで調べる
- ユーザーに電話またはメッセージを送り情報を聞き出す
ということをしています。
それでもどうしてもお届け先が分からない場合は、上述の例と同じくサポートに電話します。
配達中に食べ物が偏るか不安
自転車やバイクで配達すると、途中でガタガタする道を通ることも少なくありません。「毎年税金で道路工事しているのに何やってんだ!」と怒りそうになります。
神経質な人だと、配達中に食べ物がこぼれないか不安になってしまうかもしれません。しかしそこまで過剰に気にする必要はありません。
配達用に梱包された食事はちょっとしたことではこぼれません。また汁物などは基本的に配達することはないのでそこも大して心配はいりません。
また揺れて偏ることが気になるというときは、専用のバッグにキレイに洗濯されたタオルを入れてスペースを埋めるという対策もできます。実際私もこれをしています。
食事をこぼしてしまった
とは言っても転倒や人との衝突で「食事をこぼしてしまった」という可能性もあり得ます。(今のところ私はありません)
そういうときは、自分で解決しようとせずUber Eatsのサポートへ電話しましょう。そこで指示を仰いで対応してください。
決して自分の判断だけで物事にあたらないようにしてください。
また、注文者の目の前で食事が駄目になっていることを知った場合は、丁寧に注文者にお詫びを入てください。
配達後に起こり得るトラブル
金額が違っている
実際の可動して稼いだ金額に差がある場合はサポートにすぐ電話を入れましょう。私はあまりないですが人によってはあるようですので、定期的に自分で確認しましょう。
インセンティブが反映されていない
配達パートナーのSNSなどを見ていると、週末や雨の日、注文量に対して配達パートナーが居ない時、などに加算されるインセンティブが配達後反映されていないというケースがあるようです。
このインセンティブですが、時間差で反映されることもあるようなので、焦る必要はありません。
いつになってもカウントされていない場合は、上記と同じくサポートに連絡しましょう。
その他体調不良や交通ドラブルについて
配達していると、
- 自転車やバイクが突然故障した
- 交通違反で警察に捕まった
- 交通事故に合った/加害者になってしまった
と言ったような予想外のトラブルに直面する可能性も全くないわけではありません。
そういった場合はサポートに連絡を入れて配達をキャンセルして、それぞれの直面した問題に対処しましょう。
特に交通事故を起こしてしまった場合は、間違ってもその場から逃げ出したり、放置して業務を再開する、などのことはしないようにしてください。
- ケガ人の救助や救命、二次被害を防ぐため負傷者を安全な場所を移す、119番に連絡する
- 警察へ連絡をする
- 保険会社へも連絡する
と言った自動車学校で習った通りの対応をしましょう。
まとめ
「注文者がクソだった」みたいなことは意外とありませんでした。やはりアプリで注文する層なのである程度理解があるのかなぁという印象でした。
また「お店側が品物を間違えてトラブった」「レストラン側と揉めた」みたいな話もツイッターで耳にすることがありますが、今のところそちらもありませんでした。
もし万が一、自分が原因のトラブルならまだしも、お店側の不備でクレームがあった場合は注文者に「すみません」と頭下げて割り切るしかありません。
下手に「レストラン側のメモはこっちでは確認できないんですよ」とか「レストランと自分は関係ないんです」とか言っても、言い訳としか思ってもらえないです。
基本的にUber Eatsの利用層は、そう言った事情を理解してる注文者がほとんどなので、人間関係のクレームは個人的には感じられませんでした。
困ったらサポートに電話して助けを求めれば大体は解決するので、始める前から気にする必要はありません。気軽に配達パートナー副業を始めてみましょう!
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