今注目されている雇われない生き方である「フリーランス」。実際私もサイトを運営するという形で雇われない生き方を実現しています。
2017年に発表された推計では、国内で働くフリーランスは、副業を含めて1100万人いると言われています。
働く時間や働く場所の指定がなく自由、報酬は日給や時給ではなく請け負った仕事ごとで成果に対して支払われ、高収入をあげる人も多くいます。
キラキラ起業家みたいなのがSNSやブログで豊かな生活をアピールしている影響なのか、フリーランスに憧れる人も多く見受けられます。
ですが、実際は地味で大変です。本記事ではそういった話をしつつ、フリーランスになる方法の一例も紹介します。
雇われない生き方のメリット
満員電車に乗らなくていい
在宅で仕事ができるタイプの仕事をしているフリーランスは外出しなくても良いため満員電車に乗らなくてもOKです。(ただ出社するタイプのフリーランスもいるので決して全員ではありません)
満員電車で体力を削られることなく、自宅なのですぐに作業場に迎えられるのは、パフォーマンスの観点では助かります。
好きな時間に寝られる
こちらも出社するタイプのフリーランスでは難しいですが、在宅の場合は好きな時間に昼寝ができます。
健康の観点で言うと1日に30分の仮眠を取ることでパフォーマンスが向上するとあり、人間的な本能欲求であるため、好きなタイミングで寝られる生活を手放せなくなりました。
わずらわしい人間関係を減らせる
フリーランスになれば付き合う人間を選ぶことができます。「苦手だけど同僚だから関わらなきゃいけない」ということがなく、嫌いだったら一方的に切っても問題ありません。
自由な時間が増える
自分で仕事をコントロールできるので、理屈では自由な時間が増えます。ジムに通いを増やしたり、スキマに資格の勉強をしたり、遊びほうけるのも自由自在。
ただし、私の周りのフリーランスは、みんなワーカーホリック気味に働いている印象です。みんながみんなキラキラしているかというとそういうワケではなく、日々自身の研鑽に励んでいます。
雇われない生き方のデメリット
収入が不安定・保証がない
私がアフィリエイトサイトの運営をメインで行っているため、売り上げの変動が半端ないです。下落の波は精神的にキツイです。
仕事を依頼されるタイプのフリーランスでも、案件が終了して次の案件がないと、生活が不安定になってしまいます。
これがフリーランスの一番のデメリットだと思います。そのためフリーランスの多くは生活費を上げ過ぎず慎ましく生活している人も多いです。
また、リーマンショックみたいな不況が来たら、アルバイトやパートと同様にフリーランスも、一番に被害を受けます。
企業からしてみたら、外注費を削減するところから赤字対策をするので当たり前と言えば当たり前です。また不況のタイミングでは広告を打ち切る企業も多くあるため、私のようなアフィリエイト事業を行っている人間も例外ではありません。
事業が軌道に乗るまで時間を有する
業務委託のフリーランスはすぐにお金を稼ぎ出すことができますが、私のようにサイトを製作したり、サービスをリリースする、お店を開業した、というようなタイプの働き方をしている人は、事業が軌道に乗るまでに無一文の時期が続きます。
私も、2019年に入って5月までにこのサイトを含めて3つ運営していますが、子供のお小遣いにすら満たない売り上げです。ビジネスは軌道に乗るまで無風期間があることを分かっていただけると幸いです。
社会的信用が低い
会社員を辞めてから露骨にモテなくなりました。街コンや合コンに行っても以前では上手くいっていたのに、フリーランスになってからは全然異性と仲良くなれません。恐らく社会的信用が会社員に比べて圧倒的に低いからだと分析しています。
また社会的信用の低さは、異性にもてるかどうか以外にも如実に表れます。分かりやすい例では「ローンが借りられない」「クレジットカードを作れない」などがあります。
雇われない生き方を始めた最初は「人生楽しい!」って感じましたが、ここ最近は売り上げが伸び悩んでいるのもあってかなりナイーブです。確実に向き不向きがある生き方で、メンタルが強くない・自分に自信がない人は会社務めをした方がいいと思います。
雇われない生き方にしていく前にしておくべきこと
会社を辞めて、雇われない生き方にチャレンジしたい気持ちは分かります。私も頭の良い上司に詰められて頭がおかしくなりそうでした。
ただ、いきなり退職届を出すのはリスキーです。会社に勤めている間に以下のことをしておくのがおすすめです。
- いざというときに社会復帰できる用意はしておく(資格やキャリアを形成する)
- 家族や恋人の了解を得ておく
- なるべく貯金をしておく
- 生活コストを下げる(成功するまで実家に帰るなど)
- クレジットカードを作っておく
- 都道府県が管理する支援制度を確認しておく
- 最初から収入が期待できなのであれば失業保険を貰えるか確認しておく
この辺をしておくと、無駄な借金をすることもなく、お金の面での不安も最小限に抑えることができます。
雇われない生き方を実現するための一例
宝くじで一発当てるなどのリアリティに欠けるものや、FXや飲食店の開業などリスクが高いモノを除外して、まとめました。
今の会社で業務委託になる
恐らく一番手っ取り早い方法です。「給料は下がっていいけど、時短で働けないか?」と人事部門に持ち掛けてみてはいかがでしょう?大抵は拒否されると思いますが、もしかしたら上手くいく可能性もあります。
今の会社で業務委託になれば、環境の変化を最小限に、必要な生活資金を集めることができます。
低リスクのビジネスを副業ではじめる
いきなり会社を辞めるのも、たくさんの資金が必要なビジネスを始めるのも、非常にリスキーな選択肢です。
ナイキの創業者は事業が軌道に乗るまで副業と言う形でビジネスをしていましたし、マイクロソフトの創業者も学生を続けながらビジネスをしていました。
また、近年のスモールビジネスの鉄則は費用が少なくリターンが大きい、いわゆる利益率が高いものを行うことです。
講演やコンサルティングなどの仕事から、プログラミング、私のようなサイトを運営して広告収入を得る、Youtubeに動画を投稿する、など極力リスクが低いモノビジネスを兼業で行うことをおすすめします。
ライターはチャンスがある
今現在、広告の主力がWEBに移っていることもあり、ライターを募集している機会が多くなりました。
私の知り合いにも、1文字1円以下のクラウドソージングライターからスタートして、今では月に80万円稼ぐ専業ライターがいます。
最初からライティングスキルの高いライターもいますが、ライター業自体は特別な資格やスキルがなくても始めることができます。
「士業の資格がない」「エンジニアとしてやっていけるプログラミングスキルもない」と言う人はクラウドソージングでライターを始めてみても良いかもしれません。
おわりに
雇われない生き方について、一応今現在その方法で生きている私の見解をまとめました。
雇われない生き方と言うと、ビーチでリラックスしながら「好きな時に働く」「PC1台で自由」みたいなイメージを思い浮かべるかもしれませんが、それは高額商材や塾、マルチ商法に巻き込みたいだけの人たちです。
私の周りのほとんどは、サラリーマン時代より稼げるようになっても、毎日一所懸命自己の向上励んでいる人ばかりです。ただ遊びたいだけの人には難しいライフスタイルです。
もしかしたらサラリーマン時代よりもハードな生き方かもしれませんが、雇われないで自分の力で生きるのはやりがいのあるライフスタイルです!
興味を持った方はいきなり会社を辞めてしまうのではなく、リスクの低いビジネスから始めてみてはいかがでしょう?
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