無料ブログサービスの中でも1番人気と言っても過言ではない「はてなブログ」。無料ブログでは珍しい編集がしやすくSEOに強いということで、稼いでいるブロガーはこぞって利用していました。
私もブログやSEOアフィリエイトは、はてなブログからスタートしたため愛着はあります。ただ、2019年現在はおすすめできないのが現状です。
本記事では、
- はてなブログ時代の実績
- SEOに強いとされていた理由の考察
- どこまでアフィリエイトが許されるのか
- おすすめできない理由
など、はてなブログについて細かく解説します。
はてなブログ時代の実績
はてなブログの全盛期が2015~2016年くらいだと感じていますが、私は2016年の8月とまあまあ遅れる形でブロガーデビューしました。
ろくにSEO対策もせず4ヶ月で7万円
当時のブログではいわゆる雑記ブロガーという立ち位置でいろいろなものを書いていました。恋愛体験談や政治の話、話題の時事ネタについての自分の思うところ、など。
SEO対策もろくにせず、記事を書くことにだけ注力した結果、4ヶ月で月7万円を達成しました。未だに謎なのですが当時は「出会い」という超競合ワードで1位になっており、そこに貼っていた街コンのアフィリエイトで売り上げになりました。
当時ASPの方から、マッチングアプリや出会い系サイトを掲載しませんか?というメールがありましたが無視してしまいました。あれを無視せずガンガン貼れば月100万円も全然いけたと思うと、かなり勿体ないことをしました。
内訳は
- GoogleAdsenseが2万円
- 街コンが4万円
- 転職案件が1万円
という感じだったと思います。(結構前なのであまり記憶がなくて申し訳ないです)
はてなブログをBANされる
その後も記事の更新をし、出会い系こそ掲載しなかったもののPairsなどの恋活マッチングアプリはちょくちょく貼っていたので、5ヶ月目、6ヶ月目は20代サラリーマンの平均月収くらいにはなっていたと思います。
ただ、ご存知の方もいる通り、はてなブログは出会い系はやマッチングアプリも規約的に禁止です。それで月100万PVブロガーも記事を強制非公開にされてしまいました。
当然、私も稼いでいた記事を強制的に非公開にされて、事実上はてなブログに締め出しを食らうことになりました。
そこで、泣く泣くはてなブログのドメインと記事をWordPressに移行しました。それ以降はWordPressでしかサイト・ブログを運営していません。
SEOに強いとされていた理由の考察
後述でも触れますが、かつてはてなブログをおすすめしていた理由は検索エンジン上位表示されやすい(SEOに強いとも言う)、そして今はおすすめしない理由はSEOに強くなくなってしまったからです。
ではなぜ、SEOに強いのかについて個人的に見解を述べたいと思います。
SEOに強い人が監修したブログサービスである
はてなブログはアメブロやライブドアブログに比べると後発ですが、後発であるゆえに当時最新のGoogleアルゴリズムに沿った構造がなされています。
SEOで有名な方が監修をしていたそうで、内部構造はしっかりと作り込まれています。
初期から読まれやすい
はてなブログは、読者登録機能があるため、検索エンジンで上位表示されていなくてもアクセスを得られやすいです。
初期からある程度のアクセスを期待することができ、アクセスを集めることでブログのパワーを強化、その結果検索エンジンでも上位表示されやすくなります。
一方WordPressは別名「陸の孤島」とも言われており、検索以外のアクセスが中々集められません。あくまで個人の体感ですが、アクセスが確保できないサイトや記事は検索エンジンで評価されづらい印象を受けます。
リンクが付きやすい
正直はてなブログの一番のメリットでした。はてなブログでは「はてなブックマーク」という形でリンクが付きやすい環境になっています。
とくに炎上するようなネタは、誹謗中傷コメントと共にたくさんのブックマークが付きます。SEO対策をしていなくても検索エンジンで上位表示できたカラクリはこれなのかなぁと今更ながら分析しています。
またはてなブックマーク以外にも、言及と言う形で被リンクを得られる機会もありました。
今必死にリンク集めを頑張っているのがバカみたいくらいリンクが付きやすいのがはてなブログです。
どこまでアフィリエイトが許されるのか
続いてはてなブログアフィリエイトで禁止されている範囲について、実際にBANされた私が説明します。
ガイドライン
広告の掲載方法や内容に関しては、別途定める「広告における禁止事項」で制限されます。禁止事項に反さない限り、アフィリエイトプログラムの制限はありません。すべてのアフィリエイトを利用できます。
そして禁止事項に反しない限り、は以下を指します。
- 違法・有害情報が含まれる広告の掲載
- 紹介ビジネス、マルチ商法などの勧誘
- 記事内で直接販売、勧誘を行うもの
- 公序良俗に反する広告や成人向けの広告の掲載(※例外として、文化的な側面からの論評を目的とした記事と認められる場合は許諾することがあります)
- 記事と無関係な広告リンクを多数掲載する行為
- 記事と無関係な多数のキーワードを羅列する行為
- 意味のない自動生成された文章や、他媒体から転載した記事に広告を掲載する行為
- 広告主から提供された文章や画像、動画、あるいは商品情報のみで、自身の言葉でのレビューではない広告の掲載
- 広告主の定める規約やガイドラインなどに違反する行為
- 個人あるいは同一の組織に所属する複数人が多数のブログあるいは多数の記事に同一のリンクを掲載する行為
- 隠しリンクや虚偽の見出しによるリンクの掲載
- その他、広告収益やサイトに誘導することおよび検索最適化などを目的とした不正行為
私の場合は、マッチングアプリが”成人向けの広告の掲載”に該当したと考えています。
また転職ジャンルでも「転職アンテナ」というバケモノブログがあったのですが、そちらは恐らく”広告収益やサイトに誘導することおよび検索最適化などを目的とした不正行為”に触れたのではないかと推察しています。
一方クレジットカードの情報サイトとしてトップクラスの人気を誇る老舗ブログ「クレジットカード読み物」は長い間ずっと運営出来ています。
そのためどこまでがOKでどこからがNGなのは結構謎ですが、ある程度健全にやればブログ削除はされないのかもしれません。
はてなブログをおすすめしない理由
削除されるリスクがある
はてなブログに限らず無料ブログサービスの場合、運営の規約に抵触したら削除されることはもちろんのこと、予告なしで消えることもあります。
私も事前に「これがダメだから直してね」って言ってもらえたらちゃんとやったのですが、問答無用でいきなり稼ぎ頭の記事を非公開にされたら困り果ててしまいます。
ただでさえ、ブログで収益を確保する上で急に非公開にされてはたまったものではありません。
SEOに強くなくなったから
あるときを境にはてなブログはSEOに強くなくなりました。
- はてなブックマークの被リンク効果が弱まった
- はてなブックマークをたくさん集めても人気記事としてクローズアップされなくなりアクセスを稼げなくなった
が、主な原因なのかなと感じています。またGoogleのアルゴリズムが変わったので既存のはてなのSEO対策では対応できなくなった可能性もあります。
SEOについては200以上の指標があるので、何が正解か分からないのですが、以前ほどの勢いは感じません。
WordPressの自由度が高い
また以前から言われていますが、はてなブログはカスタマイズが難しいです。細かいカスタマイズは行えますが、自分でHTMLやCSSのタグ打ちをしないといけないですし、そのタグをコーディングするスペースが使いづらい。
その点、WordPressは記事の執筆はしやすいですし、プラグインと呼ばれるツールで簡単に機能を拡張することができます。デザインもテーマと呼ばれるものを利用すれば瞬時にオシャレなサイトに仕上げることも可能です。
まとめ:人気ブロガーもはてなから撤退中
以上、はてなブログについてまとめました。以前に比べるとSEOに弱くなったので使う必要がない!!というのが私の見解です。
はてなでブログを始めて、月に100万PVや売り上げ30万以上を叩き出していた人気ブロガーもみんなWordPressに移行してしまいました。
そのことからも、今更はてなブログでブログをする必要がないのではないでしょうか?副業や収益を意識してブログをするのであればWordPressでやることをおすすめします!
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